お料理の味は素材で決まる！？私は料理が下手ではなかった

主人と結婚する前まで、私は野菜に対してのこだわりが全くありませんでした。そんな私ですが、結婚前に主人の実家でお義母さんの作ったお料理をいただく機会があり、あまりの美味しさにびっくりしました..

今まで自信のない私でしたが、

私自身自炊はしていましたが、食材にこだわったり趣味にしたりするほど炊事が得意というわけではなかったので、お義母さんのお料理を食べて、彼はこんなにおいしい食事を食べて育ったんだと思うだけでかなりのプレッシャーを感じてしまいました。

彼にお義母さんのごはんがすごく美味しかったことを伝えると、お義母さんは料理が好きなだけでなく食材自体もかなりこだわっていると聞き、私にもできれば美味しいご飯を作ってもらいたいと言われてますますプッシャーに感じてしまいました。

このままではその重圧に押しつぶされてしまうと思い、お義母さんにお料理について話を聞くことにしました。すると、調理はこれからいくらでも身につくけれど、「食材が本来持つ力を利用したらもっと美味しくできる」と教えてくれました。要は美味しい野菜を選ぶだけでかなり違ってくるとのことでした。

最初はよくわかりませんでしたが、食材そのものが美味しいとはどういうことなのか考えたところ、旬のものを食べること、畑から取れたものをすぐに食べること、できるだけ農薬や肥料を使わずに野菜の本来持っている力と土の力で力強く育った野菜に行きつきました。

そしてできるだけ農薬や肥料を使わずに作られた野菜は、有機野菜ということが判明しました。有機野菜は畑まで取りに行ったりしなければ食べられない特別な野菜なのかなと思ったら、スーパーにもあるのでびっくりしました。

とりあえずいくつか購入して帰り、普段通りの調理をして食卓に並べました。一口自分で食べてみて、正直私のいつもの料理がレベルアップしたのかと思うくらい、それくらい野菜が美味しいのでびっくりしました。それと同時にこれまで私は調味料に頼った食事を作っていたのかなと率直に思いました。

そこから私の料理と食材に対しての興味がふつふつと沸いてきました。有機野菜をどうやったらいちばんおいしく食べられるのか、素焼きにしたり煮たり蒸したりやってみました。すると野菜本来の味を楽しむことが出来るのは、やはりシンプルな調理法だなと分かりました。

でも調味料を加えることでまた違った一面を引き立てることが出来るし、有機野菜の可能性は無限だなと感じました。あまりに興味が出たので、これまで全く興味もなかった家庭菜園にもチャレンジするようになりました。

彼と結婚してから手料理を食べてもらうようになると、すごく驚いた顔で料理に自信がなかったんじゃなかったのかと聞かれました。

母の味つけとは違うけれどもとても美味しいし、野菜本来の美味しさが味わえてとてもいいと言ってくれてすごく嬉しかったです。有機野菜のおかげで新婚生活のスタートもうまく切れていますし、彼の健康もしっかりサポート出来ているという自信につながっています。これからも探求し続けたいです。